gallery

Kyoto

2019〜2022年の三都での個展は実は京都から始まっている。
今から10年ほど前になるが、何かの折に京都市役所に隣接するギャラリーアートスペース余花庵を覗いた。
いつかこのギャラリーで作品を展示したいという気持ちが湧き起こった。2019年初頭に京都展を催す予定で京都を訪れたが、その打合せの中でひょんな事からパリの話が出た。色々な人を介して、またじっと考えてもいられぬ性質から物語は一挙にパリに飛んでしまった。
パリから足掛け4年、紆余曲折あり2022年春の京都展へと繋がっていく。京都は三都物語の最終章である。

monochrome

color

Tokyo

パリ展後の2020年秋、コロナ禍でにっちもさっちも行かぬ閉塞感のあるところに銀座SIX Leica Storeから展示をしないかという話があった。銀座のメイン通りの閑散とした風景が報道されている頃である。
私は三浦に住まっているが、東京へ出るのでさえ躊躇われるような時期であった。しかしライカを愛用している
写真家として大変名誉な話であり感謝しつつお受けした。未知の感染症の蔓延下、オンライン等作品展示のあり方を考える端緒ともなった。
2019年にフランスパリで開催されたZentsu Eguchi Photo Exhibition 「善-Zen」。その作品の中からライカモノクロームで撮影した作品をセレクトし、さらに新作を加えて4ヶ月ものロングランで発表した。

Paris

アメリカカリフォルニアで開催した写真展「fell」以来15年ぶりの海外写真展となる。京都で画廊など紹介されて人づてにあたってみたが、やはり最後はとにかく彼の地へ足を踏み入れないことには始まらない。
プロモーション作品と作成したBook「善」を手持ちでパリへと向かった。そこからの話は今思い出しても楽しいものである。多くの人と出会い刺激を受けた。
それから1年も満たないうちに写真展開催へと話が進んだわけである。
写真発祥の地フランス。その中心地の3区にある写真ギャラリー in)(between にて2019年、1ヶ月のロングランが実現した。

monochrome (excerpted)

color (excerpted)